6〜7月は、学校や園の歯科健診の結果が家に届く季節です。「要受診」「CO」「GO」——見慣れない記号の紙をもらって、どうしたらいいか迷っていませんか?急いだほうがいいもの・様子を見てよいものの見分け方と、受診のベストタイミングを、新潟で2人の子を育てる歯科医がまとめました。
1. まずは紙の「記号」の意味を知ろう
学校歯科健診の結果用紙には、記号で所見が書かれています。代表的なものはこちらです。
◆ C(シー)…むし歯があります。治療のための受診が必要です
◆ CO(シーオー)…「むし歯になりかけ」の要観察歯。今すぐ削る段階ではありませんが、放っておくとむし歯に進みます
◆ GO(ジーオー)…歯ぐきに軽い炎症がある「歯周疾患要観察者」。みがき方の改善で良くなる段階です
◆ 歯列・咬合…歯ならびやかみ合わせに気になる点がある、という印です
「CO・GOは経過観察だから行かなくていい」と思われがちですが、実は“今なら削らずに守れる”という大事なサインです。
2. 「要受診」=すぐに大事になる、ではありません
紙をもらうと不安になりますが、あわてなくて大丈夫です。学校健診は照明や器具が限られた環境での「スクリーニング(ふるい分け)」なので、歯科医院での精密なチェックとセットで初めて意味があります。
◆ C(むし歯)の指摘 → なるべく早め(数週間以内)に予約を
◆ CO・GO → 急ぎではないものの、フッ素塗布やみがき方指導で「進行を止める」チャンス。1〜2か月以内の受診がおすすめ
◆ 歯列・咬合 → 成長のタイミングによって選べる選択肢が変わるため、一度相談しておくと安心
子どもの乳歯や生えたての永久歯は、大人の歯よりむし歯の進行が早いのが特徴です。「痛がっていないから大丈夫」と待つより、指摘をもらった今が動きどきです。
3. 受診したら「治療おわりの紙」も忘れずに
多くの学校では、受診後に「受診報告書(治療勧告書の返信欄)」を学校へ提出します。健診の紙は捨てずに、受診のときに持っていきましょう。
◆ 健診の紙を持参すると、学校側の所見をふまえて診てもらえます
◆ 記入してもらった報告書は学校へ提出
◆ 「異常なし」と言われた場合も、その結果を書いてもらえば提出できます
4. 夏休みは受診のベストタイミング
健診結果が届く6〜7月のすぐあとには、長い夏休みがあります。学校を休まずに通えて、治療が数回に分かれても続けやすい、1年でいちばん受診しやすい時期です。
◆ 夏休みの歯科医院は混みやすいので、7月中の早めの予約がおすすめ
◆ むし歯治療だけでなく、フッ素塗布・仕上げみがきの相談もまとめてできます
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