赤ちゃんの予防接種は、生後2か月から一気に始まります。「種類が多くて順番がわからない」「新潟市から案内が届くまで待っていていい?」と迷う方へ、標準的な時期を年齢順にまとめました。実際の日程は、母子健康手帳を見せながらかかりつけ医と組むのが確実です(本記事は2026年6月27日時点の新潟市公式情報にもとづきます)。
1. まず知っておきたい新潟市の受け方
新潟市の子どもの予防接種は、すべて市内の委託医療機関で受ける「個別接種」です。医療機関によって扱うワクチンや予約方法が違うため、受診前に電話やWebで確認しましょう。
新潟市は、予防接種ごとの個別案内を原則送っていません。出生届またはこども医療費の手続き時にもらう「予防接種予診票つづり」と「予防接種と子どもの健康」、母子健康手帳を見ながら保護者が予定を管理します。
接種には「健診・予防接種番号」が必要です。この番号は、生後2か月前後に郵送される股関節検診の案内と一緒に届きます。わからないときは、お住まいの区役所健康福祉課または新潟市保健所保健管理課へ確認できます。
定期接種は、定められた対象年齢と接種間隔の範囲内で受ければ無料です。期限を過ぎると任意接種となり、原則として全額自己負担になるため、早めに予定を立てましょう。
2. 生後2か月〜1歳前のスケジュール
生後2か月になったら、ロタウイルス、五種混合、小児用肺炎球菌、B型肝炎を同じ時期に始めるのが標準です。接種回数が多い時期なので、最初の予約時に次回以降の日程も相談すると管理しやすくなります。
◆ 生後2か月〜:ロタウイルス(2回または3回)、五種混合(初回3回)、小児用肺炎球菌(標準は初回3回)、B型肝炎(3回)を開始
◆ 生後3〜4か月ごろ:五種混合・小児用肺炎球菌の初回接種を継続、ロタも使用ワクチンに応じて完了
◆ 生後5〜8か月未満:BCGを1回受ける標準時期
◆ 生後7〜8か月ごろ:B型肝炎の3回目(1回目から139日以上あける)
とくにロタは初回接種を生後14週6日までに受けることが推奨され、ワクチンごとに接種できる週齢の上限があります。BCGも定期接種は1歳未満までです。「体調を崩して少し遅れた」など予定がずれた場合は、自己判断で組み直さず医療機関へ相談してください。
3. 1歳〜就学前のスケジュール
1歳になると、MR(麻しん・風しん)1期と水痘が始まります。乳児期から続く五種混合・小児用肺炎球菌の追加接種も重なるため、1歳の誕生日を目安に母子健康手帳を見直しましょう。
◆ 1歳になったら:MR 1期を1回(対象は1歳から2歳未満)
◆ 1歳〜3歳未満:水痘を2回(標準は1歳3か月までに1回目)
◆ 1歳以降:小児用肺炎球菌の追加接種、五種混合の追加接種を、それぞれ必要な間隔をあけて受ける
◆ 3歳ごろ:日本脳炎1期の初回2回を開始し、その後に追加1回
◆ 小学校入学前の1年間(年長児):MR 2期を1回
MRは1期・2期とも無料で受けられる期間が限られています。年長児の2期は「入学前の3月31日まで」なので、春に予定へ入れておくと忘れにくくなります。
4. 小学生〜高校生のスケジュール
乳幼児期を過ぎても、定期接種は終わりではありません。学校からの案内だけに頼らず、進級や誕生日のタイミングで母子健康手帳を確認しましょう。
◆ 9歳ごろ:日本脳炎2期を1回(対象は9歳から13歳未満)
◆ 11歳ごろ:二種混合(DT)を1回(対象は11歳から13歳未満)
◆ 小学6年〜高校1年相当の女性:HPVワクチン(標準は中学1年相当)
2026年度の新潟市のHPV定期接種は9価ワクチンです。初回を15歳未満で受ける場合は通常2回、15歳以上で始める場合などは3回になります。完了まで期間が必要なので、高校1年の年度末ぎりぎりではなく余裕をもって相談しましょう。
5. 2026年度から始まったRSウイルス母子免疫ワクチン
新潟市では2026年4月1日から、妊婦へのRSウイルス母子免疫ワクチンが定期接種に加わりました。妊婦が接種してつくられた抗体が胎盤を通して赤ちゃんへ移り、生後早期のRSウイルス感染症を予防するためのものです。
◆ 対象:妊娠28週0日から36週6日までの妊婦
◆ 回数:1回
◆ 費用:対象期間内は無料
接種できる委託医療機関へ事前予約が必要です。接種時期を含め、まずは妊婦健診でかかりつけの医療機関へ相談してください。
6. 予約・持ち物・県外で受けるとき
予約時には、お子さんの生年月日とこれまでの接種歴を伝え、希望するワクチンを扱っているか確認します。接種当日は、母子健康手帳、予診票、健診・予防接種番号がわかるもの、住所・氏名・生年月日を確認できるものを用意しておくと安心です。医療機関独自の持ち物がないかも予約時に確認してください。
里帰りや長期入院、学業などの理由で新潟県外の医療機関にて定期接種を受ける場合、新潟市の費用助成を受けるには原則として接種の2週間前までに申請が必要です。接種後では手続きできない場合があるため、先に区役所健康福祉課へ相談しましょう。
接種歴や持病、アレルギー、当日の体調によって予定は変わります。本記事の一覧は標準的な目安です。最終的な接種日と組み合わせは、母子健康手帳を確認できる医師と決めてください。